オンス (oz)からグレーン(グレイン) (gr)に変換 / 重量変換ツール

オンスは、重さを表す単位で、主にアメリカやイギリスなどで使われています。1オンスは約28.35グラムに相当します。たとえば、小さなりんご1個やクッキー1枚の重さが1オンスくらいだと考えるとわかりやすいかもしれません。

オンスにはいくつかの種類がありますが、日常生活でよく使われるのは「常用オンス（avoirdupois ounce）」というタイプです。食品や日用品の重さを測るときに使われるのがこの常用オンスです。たとえば、レシピで「バターを2オンス使う」と書かれていれば、約56.7グラムのバターを使うということになります。

もうひとつのオンスとしては「トロイオンス（troy ounce）」があります。これは、主に金や銀などの貴金属を測るときに使われます。1トロイオンスは約31.1グラムなので、常用オンスより少し重いです。宝石や金の取引では、このトロイオンスが標準的に使われています。

オンスは、キログラムやグラムのように世界中で標準的に使われるわけではありませんが、アメリカやイギリスでは非常に一般的な単位です。特にアメリカでは、食品の包装や体重計でオンスが使われていることが多いです。

まとめると、オンスは主に重さを表す単位で、私たちの身の回りのものの重さを簡単に測るために使われており、特にアメリカやイギリスで日常的に使用されています。

グレーン（grain）は、ヤード・ポンド法で使われる質量の単位で、正確に0.06479891グラムです。ヤード・ポンド法には常衡、トロイ衡、薬衡の3種類の単位系がありますが、グレーンの重さはどの系統でも共通しています。例えば、1常用ポンドは7000グレーン、1トロイポンドは5760グレーンです。

グレーンの由来はメソポタミア地方で、大麦の種1粒の重さから来ており、1574年にはイギリスで1常用ポンドが約7000グレーンと確認され、1758年にこれが正式に定義されました。1959年以降は、1グレーンが正確に0.06479891グラムと国際協定で決められています。

現在、グレーンは主に弾丸や火薬の質量を量るのに使われていますが、かつては錠剤や硬貨の重さにも使われていました。また、真珠やダイヤモンドの重さを量る際には、50ミリグラムに相当する「メートル法グレーン」や「真珠グレーン」という単位が使われます。

グレーンの単位記号は「gr」で、日本でも同じ記号が用いられています。